先日今社会現象にもなっているほどの人気アニメの映画の鬼滅の刃~無限列車編~を姉と見に行ってきました。数日前に姉から映画お誘いのメールが来たのですが正直面倒くさい気持ちが大きくて迷いましたが(日常の支度や時間に合わせた行動すら面倒になってしまいました…)。
けれど映画はハイキュー!!白鳥沢戦以来で3年ぶりだし(元々映画館はほぼ行かない)、姉も私が見たいかなと思って誘ってくれたのかなとも思うので迷った挙句行くことに。先日の土曜日は姉が仕事休みだったのできっと家族で見に行ったんだろうなぁと思ったら予想通りでした。姉にしてみると2回以上見てもいい位だったようです。
今回は姉との休日(雑談)を通して姉との差を改めて痛感したことについて書いていきます。※映画のネタバレはありません。
姉のようになりたかった
朝10時20分過ぎに家を出ればいいとの事なので早朝ではなくほっ…。起きられるか本気で自信なしなので。10時位までに支度を終えればいいやと9時過ぎまでのんびりしてから支度し始めたのですが、9時半ごろに姉が家へ来ました。…え?早すぎじゃない?とまるで抜き打ち検査の様な気分に(苦笑)
市役所でマイナンバーを受け取りに行ってきたけど思ったより早く済んだとのこと。…所要を済ませてから来たの?私だったら時間が決まっている用事の前にしかも市関係の楽しくもない用事は別日にするので相変わらずの行動の速さです。姉が来た時にパジャマ姿ではなく一応着替えだけは済んでいたのが幸いでした。危ない危ない。
職場での色々な愚痴とか出来事等いろいろ聞きながら出発。メーカーの営業が幼稚園以来の知り合いだったらしく、姉は朧げだったようですが相手は姉に見当がついたらしいです、旧姓もあっていたし。クラスも別だったはずなのに30年以上前のことをよく覚えているなぁと姉が言うので、ガキ大将だったか何か恨みかったんじゃない?と冗談で言いあったのですが、多分幼稚園の頃から人気者だったんでしょうね。雰囲気や声は変わらない人は変わらないですし。
そして姉はどの職場でもあだ名で呼びあえる間柄を築けます。私は漫画等の影響や中高のトラウマからあだ名で呼びあえるほどの仲の良い職場に凄く憧れていました。
以前書いた姉についての記事はこちらです。

けれど自分の負のオーラが強い所為か、皆あだ名で呼び合っている職場でさえも私だけはさん付け。別にあだ名で呼ばれなくても会社へは仕事で来ているんだしどうでもいいや、職場を辞めれば終わる関係だしと開き直れるまでは疎外感が半端なく凄く寂しかったです。もっと早く仕事は仕事と割り切れれば良かったのに、無能なのに過剰に職場へ期待してしまったんですよね…。
私の職場での人間関係の失敗談の記事はこちらです。

テキパキと行動できる、多くの人と仲良く出来るを素でやれる姉がとても羨ましく、同時に自分との差を見せつけられて正直苦しいです。30代中盤でようやく割り切れたはずなんですが、幼少からの劣等感は筋金入りなのでやっぱり簡単には取れませんね。
映画は満足だけどその後は体調崩し体力のなさにも嫌になる
映画は最高でした。アニメ見ている間も半端ないクオリティの高さに驚きでしたが、映画は長編と大迫力でテレビ以上です。私は以前書いた記事のとおり作品自体には残念ながら入り込めませんでしたが、それでも作画、声優、シナリオ、音楽どれをとっても保証付きの完成度なので、気になる方は是非見てみてください。
TVアニメ鬼滅の刃についての感想記事はこちらです。

初見でも大丈夫と思いますが出来ればアニメは見ていた方がいいと思います。それにしても映画の興行収入が史上最多で凄いですね~、当日も平日でコロナ禍で余分に席数確保もした上で複数のスクリーン上映でした。
とても映画は良かったんですが、見終わった後に激しい頭痛に…。私は以前から映画を見た後激しい頭痛がおきてしまうんです。若い頃は大丈夫でしたが30代くらいからほぼ確実に体調崩します。映画の大音量と大画面の刺激が強いからなんでしょうね。どちらも映画の大きな魅力なのに切ない…。更に今回はトイレに行くのを防ぐために飲料なしと、ずっとマスク着用をしていたから余計に悪かったかもしれません。
映画後に軽く立ち寄ったデパ地下では、ハロウィンならではの美味しそうでお洒落なお菓子がずらりと並んでいてすっかりオレンジ系隆盛でした。目の保養だったのですが、何も買わず…。姉には何も買わなくていいの?と何回か言われましたが、以前だったらストレス解消―!と何かしら買ったと思います。けれど家に持ち帰っても魔王城では正直美味しさ半減なんだよなぁとどうしても気持ちが塞いでしまいますし、落ちた気持ち回復効果はお菓子でもそろそろ限界かなぁ…。
映画を見た後でも姉は元気いっぱいで車を運転し、その後家事と姪っ子のお迎えとかフルパワーでこなすんだろうなと思うと私は一体何なんだろう、一応年下の私の方が体力まで低下しているのを痛感しますます惨めに。頭痛は家で横になって数時間してようやく回復しました。とりあえず家までなんとかもったので良かったです。姉まで楽しい気持ちが台無しになってしまいますからね。
同じ毒親の元に生まれたからこそ雲泥の差が余計に苦しい
全くの他人や同じ明るいでもイラッとくる系の人だったら逆に楽だったのに、前にも書いたとおり本当に姉には適わないです。姉妹と言っても自分以外の人は全て他人だから違って当然と頭では分かっているし、兄弟姉妹での差に苦しんでいる人のブログを見ている時は、違って大丈夫と落ち着いて思えるのに、自分のことになるとどうしても比べてしまいます。同じ毒親の元に産まれたのに何でこんなにも差が大きいんだろうと。
毒親の兄弟姉妹間の対応の違いについての記事はこちらです。

姉の10代は明るい学校生活、20代は正社員で働き職場結婚後に出産。30代は子育てに苦労しつつも家庭生活とパート働き。姉自身毒母のお金の無心や旦那さんや子どものことの問題があって大変なのは勿論分かるけど、社会的に根強い女性の幸せの象徴の結婚出産を手に入れた、姉自身がしっかりとした強さと明るさを持っています。
だから社会やこの世がどんなに困難になっても何となく姉なら切り抜けられるんだろうなと思う一方、私は余程の平和な時代にならない限り駄目なんだろうなぁと。今まで平和な時代はなかったからやはり生物そのものに向いていないんだろうと改めて思いますし。
言っても仕方がないけど、なれるなら本当姉のようになってみたかったですね。せめて10代の頃の学校生活がリア充ではなくてもいいから穏やかに普通の学校生活を送ってみたかったです。学校生活を楽しくするように努力と言ったって、容姿か性格の所為か分からないけどいつの間にかクラス全員から攻撃され、親からも先生からも否定されては大嫌いな学校でも何とか行くだけで精一杯だったんですよ…。
私の中高校時代についての記事はこちらです。

まとめ
(兄弟)姉妹で片割れは優秀なのに自分は出来ないと本気でダメージが大きいです。毒親の所為ではなく結局は自分の所為なのかなとやっぱり自分を責めてしまいますから。本当は(兄弟)姉妹と言っても親から公平に育てられることは絶対ないから気に病むことはないとは頭では分かっているんですが…。
低スペックならせめて親に何かしら褒められたかったけど、何をするにも大体姉が褒められるのに対し私はほぼ否定でしたからね、褒められた記憶がないです。まぁ褒められる要素がなかったと言われればそれまでですが。やっぱり褒められたことが多いかどうかで、自分への意識がとても変わるよなぁと痛感します。
だから私が手に入れたかったものを素で持っている人が、身近に居るのはかなりきついです。姉は悪くないし姉には助けられている面も大きくあるからこそ、天国と地獄両方を常に味わう感じです。まっさらな気持ちで姉のことを尊敬するか、姉と自分は違うんだからと早々に認めるかどちらかくっきりだったら良かったのに。
姉との差を見せつけられ拗らせた挙句に姉の様にと目指すも自分がなれるはずもないことに労力を費やし失敗し中途半端になってしまった徒労感。自分は一体何をやっているんだろうと、自分が嫌いな気持ちがどんどん増してしまいました。考えても仕方がないことを考えてしまうのはどうにも辛いですね(+_+)。号泣する気力はもうないけどふと涙が流れる感じです。