フルーツバスケットanother 高屋奈月 全3巻 白泉社についてのあらすじと感想とまとめの記事です。
フルーツバスケット本編のネタバレ記事はこちらからどうぞ

この記事はネタバレありなので閲覧にご注意ください。
フルーツバスケットanotherのあらすじ
高校入学した三苫彩葉は遅刻を先生に注意されてる最中に草摩睦生に助けられる。
睦生に放課後生徒会室に寄るように言われた彩葉だが、床で寝転がっていた草摩はじめの顔を思いっきり踏んづけてしまう。
そのお詫びと睦生の誘いで生徒会に入る事になった彩葉だが…。
フルーツバスケット待望の新シリーズ!
【1巻】草摩家の2世や懐かしいキャラが集合!
冒頭から彩葉の辛い過去の一コマが描かれているのでシリアスな予感もりもりです。
しかしその直後にまさかの竹井会長の先生姿…!相変わらず由希君系の美形に弱いし(笑)。草摩家ファンクラブの強力ぶりが母親より更にパワーアップで凄い。
次から次へと草摩家の二世が登場し、あの2人の子供かぁ~と納得だったり意外だったり色々です。
自己肯定がかなり低い彩葉だけど草摩家の面々やクラスメイト、生徒会メンバーとのやりとりを通して少しずつ前を向いていきます。
【2巻】少しずつ前に進んでいく彩葉
体育祭や文化祭が終わりほっとしている彩葉は皆に褒められ恐縮しますが嬉しくてたまらない感じです^^
はじめの不器用な優しさと、
優しい外見の裏でクールだったりで面白い睦生とのやりとりが笑えます。
買い物に行く途中で紫呉と慊人の息子志岐君に出会います~。慊人そっくり!
彩葉の短期バイト先は綾女兄さんの手芸店。
そこでも二世が登場しますが花ちゃんの息子まで!そっか~外国人の旦那さんなんですね~。
志岐君と彩葉が微笑ましい♪とほのぼのした後に彩葉の母の毒親っぷりがさく裂!!
電話後の彩葉へはじめのセリフが凄く心に沁みます~~いいお兄ちゃんだ^^
【3巻】彩葉の母親の毒親ぶり全開!
夏休み草摩の別荘で皆と楽しく過ごす彩葉。
だけどその後小学生の頃友達づきあいを拒絶した友達と再会します。
なんとその原因は彩葉の母親が彩葉の知らない所で友達に悪口を吹き込んでいたからだったんですね~…。
しかもこの母親は自分から買い物に娘を誘っておきながら、
付き合っている男から連絡があると平気でほったらかしに待たせる凄い毒親ぶりをこれでもかというほど全開させます!
怖いのが本当に居るんですよね…こういう毒親普通に。更に草摩家へ賠償請求した事も恥ずかしいどころか全然平気で得意げな所が手におえない。
そりゃこんな事されたら傷つくし、悔しいし、憎いよね…。
はじめの言うとおりどれだけ優しい人たちに囲まれても毒親の居る家に帰らなければいけない苦痛も辛すぎる。
毒親は毒親のままで変わらないし、他人の心無い言動など確かに彩葉の進む道は苦労が付きまとうだろうし、自分を嫌いなままでも一歩ずつ進む彩葉がこれからどうなるのかなと言う所で最終回です。
志岐君も同じように祖母や周りの年配者に辛い目に合っているからこそ彩葉に親近感と言うか強く共感したんでしょうね。
フルーツバスケットanotherのまとめ
another良かったです!健気なヒロインが少しずつ可愛くなっていく過程や毒親の描写がやっぱり上手いですね~。
本編では皆を救うヒロインだけどanotherは皆が救うヒロインでしたね。やはり本編から読んだ方がより楽しめるので未読な方は本編から是非どうぞ。
3巻完結で短いので、え?これで終わり?と拍子抜けするかもですが作者の伝えたいことはキャラを通して十分に描写されているので丁度いいです。
あと本編のメインキャラが姿を現さず完全に二世キャラでストーリーを進めていたり草摩家二世は皆仲良くて良かったです~。
もしかすると続編あるかもしれないのでこれからに期待ですね。