DRAGON QUEST ダイの大冒険 ネタバレ! あらすじと感想とまとめ

少年漫画
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DRAGON QUEST ダイの大冒険 原作:三条 陸 漫画:稲田 浩司 全37巻 週刊少年ジャンプについてのあらすじと感想とまとめの記事です。

 

 

この記事はネタバレありなので閲覧にご注意ください。

 

引用元:HeavenonearthによるPixabayからの画像

 

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DRAGON QUEST ダイの大冒険のあらすじ

DRAGON QUEST ダイの大冒険は1989年から1997年の7年間の長期連載された冒険漫画です。前37巻と言うボリュームですが捨てストーリーが全くない最初から最後までギュッと詰まった作品です。ゲームのドラクエがベースですがオリジナル要素が満載なのでゲーム未プレイでも全く問題ありません。

 

【1~12巻】 ダイたちの成長と魔王軍との数々の戦い、ダイの出生の秘密

勇者に憧れる怪物島のデルムリン島に住む少年ダイは、ゴメちゃんを狙った偽勇者一行や、パプニカ国王女レオナ抹殺を企む王家を打破し、元勇者アバンから勇者になる為に特訓を受ける。しかし特訓の最中に復活した魔王ハドラーにアバンはダイたちを守るために死亡、ダイとポップはアバンの遺志を継ぎ、大魔王バーン打倒に向けてデルムリン島を出発する。

 

アバンの弟子の僧侶戦士マァムが加わり、獣王クロコダイン戦、アバンの兄弟子ヒュンケル戦、魔王軍総力戦でダイたちは仲間と力を合わせ勝利する。テラン王国でダイは自分が竜の騎士であり、母ソアラを奪った人間を憎む竜騎将バランが父であることを知る。バランに仲間たちの記憶を消されてしまうダイ。しかしダイを守る為メガンテを放ったポップの死で記憶が復活したダイはバランを倒し、ポップはバランの血で復活する。

 

 

【13~25巻】 鬼岩城戦や更なる強大な敵との激戦、大魔王バーンとの戦い

武闘家マァムとの再会、王女レオナが開催した世界会議、パプニカを襲う鬼岩城やミストバーンやキルバーン、超魔生物化したハドラーなど更に強大化する敵たち。新たなる武器ダイの剣を手に、ダイたちも修行をして成長する。遂に大魔王バーンの居城へ乗り込むが、ダイの父バランが命を落とす

 

大魔王バーンとダイたちの初の決戦は苦戦し、ダイの勇気で仲間たちが全力で立ち向かうが圧倒的なバーンの力により敗北する。ダイは聖母竜に連れて行かれ生死不明、ポップとマァムはなんとか脱出するが、ヒュンケルとクロコダインはバーンの手に落ちてしまう。

 

 

【26~37巻】 大魔王バーンとの最終戦に向け仲間たちの決意、成長と新たな仲間が参戦

カール王国の女王フローラの元にポップとマァムは再度バーンと闘うことを決意する。ダイはバランの説得により復活をするが、皆の期待に応えらえないかもしれない勇者としての重圧に耐えきれずに逃げ出してしまう。しかしポップの励ましによりダイもバーンとの最後の戦いを決意し皆の元へ戻る。

 

王女レオナが5人目のアバンの使徒に加わり、破邪の洞窟で大破邪呪文ミナカトールを取得、最後の戦いに向けてダイたちも修行や準備をする。ミナカトールをする為にはアバンのしるしの光が5つ揃うことが必須だが、ポップは自分のアバンのしるしが光らないことに気づく。

 

最終決戦当日、バーンの居城を前にミナカトールを発動するがポップのしるしが光らない…。ザボエラの攻撃から身を挺して防いだメルルの願いを聞きポップがマァムに告白。勇気の力を得て賢者として大復活したポップ。ダイたちはバーン城へ乗り込み、ハドラーやハドラー親衛騎団の最期の戦いを受ける。ハドラーを破るもののキルバーンの罠にかかりダイを守りポップが危機に陥るが、アバンが新たな破邪の力を得て復活し参戦する。

 

アバンはキルバーンと、ヒュンケルは一行の背後の敵をくい止め、ラーハルトやヒムなど新たな仲間が加わり、ダイは大魔王バーンとの決戦に挑む…!

 

 

友情・努力・正義を軸に名台詞や名場面続出!特にポップに注目

ジャンプの三本柱を見事に描き切った名作で名台詞や名場面が数えきれません。ダイたちアバンの使徒、特に読者目線のポップの成長ぶりには大注目です。

 

序盤ではダイをあっさり見捨ててしまうなどこれは酷い!と思うほどの情けなさですが、クロコダイン戦の最中まぞっほの激励を受けてちっぽけな力でも立ち向かうポップの活躍には、弱いながらも立ち向かうポップの魅力に共感し大人になっても泣かされます

 

強くかっこよくもあるのに、弱さや軽さも適度に見せるポップは人間味あふれるキャラで人気投票でも4位から1個ずつ順位が上がったことからもポップらしいです。ダイの一番の親友ポジションキャラでダイの大冒険には欠かせない1番のキャラですね。

 

成長がはっきりしているのでポップこそが主役と言う声もありますが、やはり終盤でレオナが言うように誰とでも仲良く出来る先入観がない、太陽のようなダイ君が主役でしょう。序盤は元気いっぱいの明るい少年でしたがバラン戦など人としての試練を経てからはすっかりドライで落ち着きましたが、時折見せる笑顔が最大の魅力です。

 

沢山の名台詞の中でもバラン戦の最後に登場するアバンの書のアバン先生の言葉が凄く身に沁みます。

 

すっかり大人になった今読み返すとクロコダインのかっこよさに惚れ惚れ。最終戦では新たな仲間たちが加わった為敵が強大すぎて、すっかり雑魚扱いになってしまったのがとても残念…十分強いのに。

 

 

長期連載ながら中だるみなく一気に読んでしまうほどの面白さ

長期連載だとどうしても捨てイベントがあるものですがダイの大冒険で凄いのは全く中だるみがないところでしょう。読み飛ばしが出来ない為完読までかなりの時間がかかりますが、読破した後は一本のRPGを終えたような気分になります。

 

ダイたちの成長や様々な強敵との戦いは続きがどんどん気になりますし、メインストーリーの間にたまにはさむ娯楽的イベント、ベンガーナでお買い物やロモス武術会、破邪の洞窟編等も注目です。

 

闘いだけではなく(ダイとレオナは不動のCPですが)ポップ、マァム、ヒュンケル、エイミ、メルルの恋愛関係もどうなるのかがとても気になりました。またダイたちアバンの使徒とアバン、ポップとマトリフ、マァムと老師などの師弟関係にもキャラの関係性が深く掘り下げられています。真っ直ぐで光タイプのアバン先生やちょい悪的マトリフ師匠、飄々としたブロキーナ老師はそれぞれ個性が違う魅力的な先生キャラです。

 

これだけのキャラが登場するのにかぶりがなく、最終決戦ではダイたちのように直接戦う仲間たち以外のノヴァやニセ勇者達の団結もジャンプ漫画ならではの展開でしょう。

 

 

バトルシーンを含めて魅力的な絵柄

ダイの大冒険にはバトルが欠かせませんが、どのバトルもしっかり闘いの描写や装備が描かれ構図も見やすい絵柄なので、どのような技かどのような場かが分かりやすいです。絵柄はどんどん上手くなり特に中盤では男の子はかっこよく、女の子は可愛いをしっかり描かれているので1番好きです。

 

終盤戦は肉付きがしっかり書かれ骨太な絵柄になりました。人間キャラ以外にもモンスターや敵キャラなど手抜きがなくしっかり描かれ、シリアスだけではなく今あるギャグ顔なども可愛いですね。たんこぶとか特徴的♪

 

装備もかっこよくキャラにあっているし、面倒くさいパーツだらけの装備を週刊連載でこなされたことに脱帽です。

 

 

ダイの大冒険で残念なところは強いて言えばラスト…

まずヒュンケルが不死身すぎ。さすがに最終戦でのHPが1状態であれだけ動けるのはかなり無理が…まぁバランとのカウンター戦で二度と闘えなかったはずがぴんぴん元気だったからヒュンケルに関しては本当に不死身なんでしょう(笑)

 

マァムの露出度高すぎで僧侶戦士時のパンちら位ならともかく、武闘家スタイル自体は好きだけどさすがにあの恰好で生足は年頃の女子なのに気の毒な…タイツ履くとかすれば良かったと思うのですが、しかも周りは一切気にしていない(^_^.)

 

あとクロコダインがやけに酷い攻撃のされ方では…?とかツッコミ所は他にもありますが、ダイの大冒険と言う名作には余計なツッコミですよね(笑)

 

ですがラストは今でも納得できません。実はピロロが黒幕なのはいいとしても、何故ダイ君が不在のラスト…。あれだけ頑張ったダイ君がいないダイ大のラストは当時呆然でしたし、ダイ君が最後皆の元に帰ってきてのラストが良かった…。

 

魔界編の続編予定だったからのラストらしいですが、正直敵のインフレになりそうな魔界編よりダイ君ありのラストで終わってほしかったです。数ページでもいいのでダイ君を迎える皆が見たい。ダイ君どこにいるのでしょうか、魔界より天界で傷ついた体を休めているが希望。

 

ところで人気がなかったらバラン戦後にバーン戦だったらしいですが、そうなるとどんな展開だったのか。やはりアバン先生も死んだままだったのでしょうか。

 

 

DRAGONQUEST ダイの大冒険25年を経てリメイクアニメ決定!

アニメは91年から92年に1クール放映されましたが当時のファンは大ショックだったでしょう…何せポップの最大の名場面があるバラン編の序盤で打ち切りですからね…。番組改変等局側の都合があるにしてもよりによってあんなところで…。原作はバランがダイの記憶を消しましたが、アニメではバランが一時撤退をして終了しました。こんな所で終わるなら、フレイザード戦で終了の方がきりが良かったのに。はぁ…しばらくは放映局目の敵にして他番組見ませんでした(苦笑)

 

絵柄は当時のアニメお約束で作画崩壊が多いものの、豪華声優陣で特にダイ、ポップ、アバン先生はぴったり。音楽もゲームファンには嬉しくゲーム音楽をベースにしたものも。ストーリーは原作に忠実で逸脱していないので楽しみにしていました。

 

数々の作品がリメイクされる中、遂にダイの大冒険もリメイク決定し2020年秋放映予定です。絵柄、声優、ストーリーはどうなるのか情報はまだまだですが気になります。今度こそは打ち切りなしできっちりと放映してほしいです。某作品のようにアニメ化の度に裏切らないでほしいし、スタッフの気合を信じます。

 

アニメダイの大冒険の公式サイトはこちらです。

ドラゴンクエスト|ドラゴンクエスト ダイの大冒険
テレビ東京系列にて 毎週土曜 朝9時30分から放送中!

 

ダイの大冒険リメイクについての記事はこちらです。

ダイの大冒険が待望の新作アニメ化!2020年秋放映予定!
ついに、ついにダイの大冒険が新作アニメ化されます!情報を見た時思わず二度見しましたよ~~!!当時の読者が権力をもった象徴のように、黄金期作品が次々とリメイク化されますね!ダイ大は旧アニメを知っている方にはトラウマの終了でした。あれからアニメ...

 

 

DRAGON QUEST ダイの大冒険のまとめ

DRAGON QUEST ダイの大冒険は連載終了から25年以上経ちますが未だ色褪せない作品です。大魔王バーン打倒と言う最大目的がぶれずに、仲間たちとの友情をこれでもかというほど見せてくれました。

 

アバンの使徒たちをメインに周りのキャラの描写もしっかりと掘り下げられて、真っ直ぐな作品なので心憑かれた時元気を出したい時に今でも手に取る作品です。読んでしまうと最後まで一気に読んでしまうほどの中毒性には要注意!

 

全37巻の大ボリュームですが1度読んでしまうと最後まで気になること確実な作品です。ゲームをやる気力と時間がない方にも今作品を読むとドラクエなどRPGゲームをプレイした気持ちになれるので、昔読んだ方も未読の方もアニメリメイク決定をきっかけに読んでみてください。

 

 

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