就職氷河期世代の苦難の記事を読んでやりきれなくて泣けてきた

うんざり
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政府が就職氷河期世代支援を大々的に打ち出したのが今年の春。そして毎日新聞に就職氷河期世代の終わらない氷河期として体験談を主に記事がしばらく掲載されます。

その1回目の内容と感想を記載しますね。

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たまたま新卒時に不景気で正規職につけず20年以上もずっと苦難の連続

記事に掲載されていた方は山川さん(仮名)という40歳の女性。

99年の短大卒業時に小さな観光会社に就職するもパワハラを受けパニック障害になってしまい退職。その後上京するものの交通事故にあい地元に戻ります。

 

地元に戻ってからは衣料品販売のアルバイト生活。努力と接客業に向いていた為か、こつこつと業務をこなし店長を超える売り上げになり要望を出しても正社員にはなれなかった。

不況による閉店で他店を周りサービス出勤や残業、ひとりでの店の切り盛りなどをして店に尽くしても手取り月12~13万円。

 

体調を崩し他業務として携帯店へ契約社員として勤めるものの祖父母が倒れたことをきっかけに介護や農業を手伝います。

再び職探しに戻るも携帯電話店の募集は若手向けで35歳以下が殆どの為、衣料店勤務に戻り売り上げを伸ばしても変わらず非正規のまま。

 

派遣会社に登録して正社員としての打診があり喜んで転居直後に社員化の話が白紙。今は体調を崩して入院中です。

何もしたくないし長く生きたくもない。50歳くらいでいい。火葬代くらいは残さないと。の言葉で締めくくられました。

 

 

20年以上たった今になって支援とか言われてももう遅すぎる

記事を読んでてまず山川さんの凄まじい頑張りとハイスペックが凄いと思いました。

 

接客業…大変ですよ。色々な仕事をてきぱきとこなすだけではなくまずお客さんありき。そのお客さんもモンスター客が沢山居てそれにも店員として接しなければいけない…。店の仕事と対お客さんのダブルの苦難の仕事によくここまで一心不乱に頑張りましたよ。コンビニバイト3日で逃げた私には本当凄いと思います。

 

新卒で折角入れた会社がパワハラを受けた末病気になって退職。この世代はなんとか入社しないとの思いが他の世代より更に強く、親世代のプレッシャーも強い傾向です。

パワハラが横行しても我慢強く自己否定感が強い気質があだとなり、それがパワハラをする方に正当化する傾向になってしまう、おかしい時代でした。

 

今だにパワハラは横行していますがSNSなど呼びかける手段がなかった時代余計に泣き寝入りが多かった時代です。

どん底の景気の悪化、ずっと頑張って働いても正社員になるのは厳しい。そのうちに若くてきらびやかな人たちが次々と入ってくるのを横目で見る虚しさ…分かります。同じ仕事をしても扱いが全く違うことは日常茶飯事ですしね。

 

30代からは介護なども重なる時期ですよね。多分独身の方でしょうか、独身だと1人だけということで凄く重宝されると言えば聞こえはいいですが、いいように使われやすい上に見下されやすいという職場でも家でもふんだり蹴ったりな立場

 

ようやく解放されたらもう年は若手を過ぎて募集年齢をとうに超えている…。形態などは衣料品など以上に若手向きですからね…。

 

そしてこの記事で1番頭に来たのが最後の派遣会社の仕打ち。これ立派な詐欺ですよね。正社員になりたいという望みにつけこんで調子のいいことを言って向こうはあっさり白紙の一言。

派遣会社名出してマスコミとかに訴えてもいい位ですが、山川さんは強い疲労と諦めでそのまま引き下がりました。それはそうですよね…最後の頼みの綱にもしかしたら正社員になれるも!と思った時に無情に断ち切られたんですから。よくここまで頑張りましたね…。

 

 

十分頑張ったから氷河期世代で希望者の意志優先で終わりを望む

政府がドヤ顔で掲げる氷河期世代支援という名の無策の愚策。もうね…いまさら支援なんて遅いんですよ。どうしたって若い頃より全ての力や体は低下しています。いくら国が支援と言ったって企業は結局若い人優先で取りますよ、間違いなく。

 

そんな辛い現実を今まで身に染みてせめて静かに頑張っていた世代をわざわざ引きずり出してきて無責任に扱わないでほしい。

そんなに将来生活保護費が心配なら希望者優先にさっさと安楽死させてくださいよ。特権階級のあなた達の欲深いショーを見るのはもううんざりだし、こんな世の中で生きていたいとも思わない。

 

今まで何もいい事がなかった就職氷河期世代を優先に安楽死希望を募って終わりにさせて下さい。もう十分頑張って疲れ切っている人へもっと頑張れは残酷すぎる言葉です。

 

 

まとめ

就職氷河期で…と言った途端に真っ先にあなただけじゃない、他にも同世代で正社員になった人は沢山いる、頑張りが足らないと全世代からマウントの嵐の世代。

抗うのも理解してもらうのも諦めきってしまったんですよね…。理不尽な目に直面しながら耐え抜いてその結果体を壊し、挙句に国からは人手不足の仕事に中高年は四の五の言わずに働けと言わんばかり。

 

しかも支援にもなっていないですし。なぜかこの世代だけ現金が何も手元に入りませんからね。他の世代や立場の人は申請するとつかの間だけど現金入る制度少しはあるのに、この世代だけすっぽりと抜け落ち税金だけが取られるという奴隷中の奴隷世代。

 

正直40代になるともう未来への展望なんかないんですよ。ある人も勿論いますが多くはもう諦めと終わらせたい想いで一杯。今迄十分頑張ったんだから少しでも労いの言葉をかけてほしい、そして終わらせてほしいそれだけなんですよね。

 

山川さんの締めくくりの言葉が本当に分かりすぎます。色々逃げてきて頑張った!と人にドヤ顔で言えない自分でも数々の理不尽さで一杯だから、彼女のように本当に休みなく頑張ってきた人たちには更にここ最近更に辛い現実が続いていることがなんで?の思いで一杯です。

 

まぁ保身しか頭にない特権階級達やハイスペックな人、ポジティブが信念な人には絶対分からないだろうし、分かってもらおうとも思いません。

せめて最期くらい合法的に自分で決められるような制度位は作ったら、今まで無限大にマイナスな政治家への見方が少しは回復するんですけど…望み薄です…。

 

 

 

うんざり世の中
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