職場で良い人間関係をつくろうとした失敗談 

うんざり
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私は10代、20代と良い人間関係が殆ど作れませんでした。30代は家で毒親の雰囲気も悪くなる中、仕事をしなければと、まだなけなしの力があったので転職活動も積極的にしていたし、職場での友人をつくりたい何よりも強い目標があった年代です。

 

職場での朗らかなやりとりは仕事をテーマにした漫画や小説で凄く憧れていたので、6年前に今まで何度か記事にした会社へパート社員として入社した頃の私の目標の一つが、親しい同僚(友人)を作ることです。

 

今思うととんでもなく無謀で意味ないことですが、当時は家の雰囲気も悪く自分自身にもとことん嫌気がさしていたので、とにかく人に支えてもらいたかったんですよね。漫画などのように固い友情で結ばれた関係とかではなく、ごく普通に日常会話や時には愚痴も話せて休日にはたまに遊べるようなそんなライトな目標でしたが、見事に徒労に終わりました。

 

今回は職場での友人作りは凄くハードルが高かった話をしていきます。

 

引用元:winampdevilによるPixabayからの画像

 

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職場での友人関係に凄く憧れて入社したけど現実は厳しかった

甘い幻想を抱いて入社した職場には、お局様を始めとする個性が強い社員が大多数の上に、唯一のパートさんが歳は近いけど物凄くドライな性格。距離感としては丁度いいんですがキラキラした雰囲気を理想としていた私には、入社して1か月近くお局様とわずかな社員以外話さない日々は落差が激しくメンタル大ダメージでした。

 

お局様について以前書いた記事はこちらです。

どこの職場にも必ずいるお局様には気をつけて
職場での人間関係のひとつにお局様が嫌な方も多いと思います。お局様は性格が悪い人が殆どで、なんでこんな言い方をするのだろうとか些細なことにいちいちうるさいとか訳分からない人が多いですよね。そしてお局様こそ仕事辞めないし大抵は辞めさせられません...

 

数か月後くらいから近い立場のパートさんが徐々に入ったものの主婦パートさんが多く、元々話下手なのに主婦特有の話題に入れず孤独はずっと続きます。

 

 

職場への大人数の新人への対応に追われる

入社して1年近く経つまでには職場での良好な人間関係は諦めて仕事に専念していましたが、途中でパートリーダーになってしまい、一気に入った6名の新人パートさんとのやりとりが追加されました。

 

パートリーダーについての記事はこちらです。

【パワハラ退職体験談】上司から無理な役職や仕事を強制された
パワハラが社会問題化していますが自分が受けている仕打ちがパワハラなのかもしれないと思ってもこれはパワハラだ!とはっきりしにくいですよね。当事者の受け取り方によって全く変わってしまいますし…。ここではパワハラの体験談として自分には出来ない、向...

 

6名それぞれが年齢も性格も経験もバラバラでしたが、一言で言うと他のパートさんからはほぼ不評(苦笑)。特に新人さんの1人が30代でぶりっこ(死語?)で、甘えた口調や男性への媚びた態度が強くて悪いけど相当イラッとしました。

 

お昼はともかくトイレも連れ立つ、意見も感想も言わない等、6名一緒に入ったことで馴れ合い精神が強く、学生の女子集団。特に共有場所の食堂やトイレでの集団行動は、食堂では大人数でうるさすぎる、真ん中の席で歯磨きをする、トイレで長時間数人でのおしゃべりをして占拠している等他の部署からのクレームも出てしまい、パートリーダーとして共有場所の使い方を改めて言うことが度々ありました。

 

…ここは小学校かよ…と思いつつ、他にも仕事面などでの苦情もあわせて、とにかく人が苦手な自分が人間関係を主な対処をしなくてはいけない苦行が続くのは相当辛かったです。

 

それにしても一般事務必須の電話応対を「忙しいから出るの難しいですぅ~」と甘え声で上司に言って電話応対を免除される事務員は初めてでした。え、じゃぁ入って1か月で電話応対を1人でこなした私は一体なんなんだし、私だって暇じゃないけど電話に出ているんですけどと黒いモヤモヤが…。

 

正直新人集団は凄く羨ましかったです。数人で一緒に入ったから仲間意識が強いし、一斉採用なりの人間関係はまた難しいけど、良くも悪くも彼女たちは仲が良かったですからね。私も同時期に入っていたら職場で友人が出来たのかなぁと。でもやっぱり無理かな、友人は欲しかったけど、べたべたな関係はまたストレスがたまってしまうし。

 

 

他のパートさんとも交流はしたけど退職後は一切縁切れた

新人達の中に一応1番年数長い(と言っても5年以下なんだけど)私が入っていく勇気ないので、彼女たちとは仕事関係の最低限のやりとりに徹しました。でもやはり会社や家での愚痴や不満が募り誰かに話したい、共有したい想いが止まらず…余程日常の鬱憤が溜まっていたんでしょう。

 

同じ部署だけではなく他の部署のパートさんとも私にしては細々と交流を図り、お互いに愚痴を聞いたり仕事後の食事もしたりしました。嬉しかったですね~、親しくなくてもいいから気軽に話せる職場でのやりとりにずっと憧れていたので。

 

しばらく後に毒母がすい臓がんで亡くなり、職場でのストレスも限界になり退職を決めました。呆然としたのが沢山の人たちに「何で辞めるの~?」と軽く言われたことです。…えっ、あれだけ愚痴や苦痛を言っていたのに伝わっていなかったんだ…と。

 

最終日の仕事帰りに同職場のパートさん2人から食事会のお誘いが。最後だしいきなりの退職で少しの罪悪感があったから参加しましたですが、退職することに関しての不満を2時間近くずっと聞くことになるし、正直断ってさっさと帰った方が良かったなぁと。

 

退職してから今年でもう3年経ちました。退職後1年間職場の誰からも連絡来なかったのでメアドも削除しました。まぁ退職したらこんなもんか、仕事での付き合いなんて職場のみだもんね…と思いますが…。

 

姉や他の方のブログを見ると退職後も交流している人も多く、自分が悪かったのかなぁと思う時もあるけど、でも自分にはどう接したらいいのかもう分らなかったしなぁと色々な思いが重なり、割り切ったつもりでも今もモヤモヤします。中々簡単には割り切れないものですね(^_^.)

 

4年間勤めたこの職場では電話応対、人間関係ととにかく1日中色々な人と話し通しでした。勿論楽しい話ではなく9割が楽しくないし、個性の強い人ばかりだったので毎日が憂鬱でした。

 

個性ある同僚についての記事はこちらです。

気配りもあり仕事もこなすけど主張が強く自信満々の後輩
お局様の退職が決まった時に、来客応対や小口現金などをメインにやってもらえる事務員(パートさん)が欲しいと言うことで(私やもう一人の女性社員では手が回らなかったので)後輩(Tさん)が入社しました。入社時はまだお局様退職は知らされていなかったの...

 

恋愛脳のシングルマザー
少子化問題で出産が叫ばれがちですが、真逆で反出生主義が水面下では結構盛んです。少子化問題の記事でも書きましたが、過酷な世の中で出産や育児の余裕などない人が大半だろうし反出生主義が増えるのは当然です。私自身人間なんて全生物で最凶の生物と思って...

 

だからでしょうか、退職してからまともに話すのは姉だけ(お使いや外出先の店員さんとは問題なし)で1日1言も口をきかない日が珍しくなくなっても、誰でもいいから話したいとはならないのは。正確には自分の話をはねのけずに聞いてくれて肯定してくれる和む方なら話したいですが。

 

少なくとも強力な性格の人たちとの対話はもう御免です。それなら何も話さない方が余程マシ。でも時々言葉を忘れそうになるのでとりあえず自室でごくたまに独り言はしています(^_^.)いざと言う時口がきけないと不便ですから。

 

でももし退職後も交流があったとしても遅かれ縁は切れていたでしょう。無職になるとだんだん疎遠になるし、元々面倒くさがりだった性格が近年は余計に加速しているので、会うこと自体面倒くさくなっていただろうから、寂しくは思うものの現状でいいかなと思っています。

 

以前書いた職場の人間関係の記事はこちらです。

職場の人間関係には極力関わらない方がいい
日常でも職場でも人間関係の悩みはつきものです。私と同じようにどの職場でも人間関係に悩んだ人が多いと思います。色々な職場を経て40代になった今言えることは、職場では人間関係に極力関わらず周りに誰に思われようとも仕事をするだけの場所とくらいまで...

 

 

まとめ

職場は仕事をして給料を得る為であって友達作りの場ではないんですよね。私も学校と同じようにまでは考えてはいなかったんですが、仕事に徹して他はドライに考えれば良かったのに、1番あやふやで苦労に反して徒労になりやすい人間関係に重点を置いた時点で失敗でしたね。

 

女性が数人集まって和やかになる訳がなく、必ず派閥や諍いが出ます。当時は職場の雰囲気を悪くしないように本当に必死でした。でも誰にも分かって貰えない火消しに費やした4年間です。パートリーダーなんて名ばかりで、正社員が負いたくない面倒事を押し付けられただけの役でした。しかも手当は1日10円とは…小学生のお小遣いより少ない…。

 

これで仕事の経験値が積めたのならまだしも、主な仕事は会社独自の画面への入力、電話応対と簡単な書類作成、後は来客応対などの庶務。慣れている人なら数か月で出来る内容なので、退職後叩き潰されたメンタルと引き換えに得たのはわずかな給料だけです。

 

悔しいけど毒父の年金に頼っている身としてはこの頃の貯金が今の命綱。1人暮らししていたらあっという間に吹っ飛ぶ額だけど、自分の小遣いや食費だけなら節約しつつ出来る位の額を貯められたのは数年間我慢した甲斐があったかなと。

 

それにしても退職してからもう3年経つのかぁ…。会社付近には近寄りたくもないけど、会社近くの美味しいパン屋さんに二度と行かれなくなったのは惜しいです。会社は家から近いほどいいけど、あまりに近いと目にしやすくて不快だし他の人からも目にされやすくて嫌だから通勤距離は丁度良い距離が大切ですね。

 

これから大不況でブラック企業がますます横行すると思います。雇用者側も一層弱い立場だからパワハラ筆頭に雇止めや過労死も増えるのではと。人それぞれ大変な状況で辞めたくても辞められない方が多いと思いますが、とにかく自分の心身を最優先にして下さい。我慢し続けて心身がぶっ壊れる結末が訪れる前に。

 

見えないからメンタルのダメージは理不尽や根性論に押しつぶされやすいですが、だからこそ1度壊れたら回復や再生は相当な時間と精神力がかかります。それどころかもう回復出来ないことも珍しくありません。

 

残念ですが精神をやられた体験は同じ目にあった方でないと分かって貰うことは難しいでしょう。特に職場での人間関係なんて本当あやふやなものなので、今職場や人間関係に悩んでいる方が面倒事に極力精神を持ってかれないようにと願います。

 

うんざり会社・転職活動
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