少子化問題で出産が叫ばれがちですが、真逆で反出生主義が水面下では結構盛んです。少子化問題の記事でも書きましたが、過酷な世の中で出産や育児の余裕などない人が大半だろうし反出生主義が増えるのは当然です。私自身人間なんて全生物で最凶の生物と思っていますし、恐竜とか色々な生物が絶滅したんだから人間もそろそろ絶滅して他の動植物に地球を返そうよと結構本気で思います。
そんな中でも結婚や出産命!な方は当然いるのでその原動力は一体どこから来るのかと私には理解不能ですが、恋愛脳や結婚脳と聞く度に思いだす女性がいます。
何回か記事にした4年少し勤めた会社では本当に個性的な人たちばかりが入社してきました。お局様とTさんの記事等を書きましたが、Tさんの後にIさんと言う40代のシングルマザーが入社したのですが…。Iさんもかなり個性的な人でした。
引用元:Jill WellingtonによるPixabayからの画像
毒親育ちで初めて肯定してくれたし仕事はバリバリするタイプだった
今回の会社についての記事はこちらです。

お局様についての記事はこちらです。

Tさんについての記事はこちらです。

Iさんは細身、化粧バッチリ、セクシー系の服装が多く、多分夜のお仕事とか経験ありだろうなぁが第一印象でした。口調ははっきりとしていて結構怖めのシングルマザー。Iさんは父と幼少のころに別れて放置タイプの母親に育てられたので、自分で小遣いを稼ぐためにアルバイトとか学生の頃から結構していたようです。だから両親へはともに愛情は薄く毒親育ちでもあるので、私の毒親への愚痴にも付き合ってくれたし肯定もしてくれました。
正直気が強そうなIさんとはなるべく関わらなかろうと思うタイプではあったのですが、毒親の苦労を肯定してくれた人は今まで初めてだったんですよね。今迄はでも両親も大変だったんだと思う~とか高齢だし許してあげなよ~とか親よりの意見ばかりだったので、Iさんが「あなたの気持ち分かるわ~、よく同居して頑張ってる。私はさっさと家を出たから」と肯定してくれたのが本当に嬉しかったです。
シングルマザーだから稼がねばの意識が強い為もあったでしょうが、仕事はバリバリで意見もガンガン言うタイプ。あと残業などで帰りが遅くなった時は車で送ってくれるなど、気が強く怖いけど内心は話せるさっぱりとした世話好きな人なのかなとも思ったのですが…。
恋愛>子育てで正直子供に同情した
正直に言うとIさんは恋愛脳なんだろうなと想像していましたが、案の定昼休みに話す話題は彼氏の話ばかり。彼氏は年上で結構な社長さんらしく凄くいい収入でばんばんお金を使うタイプで羽振りがとてもいいそうです。気も合うらしくて聞いているだけでもそんなお金の使い方してみたいな~と羨ましい限りでした。
彼氏は他県に別荘を購入したらしくて、リフォームや家周りに畑を作るなど色々企画したようです。それはいいとして毎週末に別荘へお手伝いに行くIさん。話を聞く度に、え?子供置いてっちゃうの?中学2年生で最も多感な時期に大丈夫?と内心思いましたが、彼氏とリフォームの話に盛り上がるIさんに、余所の家庭の事情に他人の私が突っ込めるわけもなくただ聞くばかりでした。
翌年に中3になった娘さん。受験のこととかで口論が増えて、高校卒業したら家を出ていってもらうとか、自分の好きなようにお金を使いたいと言い始めたIさんですが、正直勝手すぎだよなぁと。
自分が好きで産んだ子供なのに、男性を優先で結構放置気味の子育てで高卒までしか面倒見ないって…。それに子育てにお金がかかるのは分かるはず。会社でのちょっとした愚痴とはいえ、毒親育ちの自分としても聞いていて気持ちよくはなかったし、娘さんがぐれないか内心心配でした。私だったらぐれるかもしれない。
それに子育てで一杯一杯の筈なのに癒しが欲しいとか言ってペットにうさぎを買い始めるとかも訳が分かりませんでした。確かにうさぎは可愛いけど。更に毎日昼休みにうさぎの自慢話も加わりちょっときつかったです。うさぎもまともに育つのかな…。
自分ありきで悪口を大声で言いふらすタイプではっきりした嫌われ役だった
Iさんが入社して1年以上、案の定周りからは良い印象はなく昼休みは毎日私とマンツーマンでした。昼休みの集団ランチが苦痛で折角テーブルを離れてソロランチしていたのですが…。家の愚痴もきつかったけど同僚の悪口を思いっきり大声で言うのが更にきつかったです。
Iさんの部署は受注メインなのでお客さんの注文を受けて色々対応をします。ですが後から入ったSさんは全く仕事が出来ないらしく、何度教えても覚えないし声も小さい上に早口で電話応対がなっていない、自分がいつもフォローして大変と毎日毎日大声で言うので私も聞くに徹するしかありません。
私は別の仕事なので詳しくは分からないですし、食堂内でテーブルが離れているとはいえSさんにあの大声では聞こえているかもしれないのによくおおっぴらに話せるなぁと。
私が退社する直前受注を少ししましたが確かにSさんはIさんが言ったとおりだったんですよね。毎日のフォローは疲れるだろうなと納得はしました。Iさんの部署以外にも繋がっているので仕事が遅いと他にも影響がある為に、Iさんの他のパートさん達が何回か訴えても上司や女性正社員も全く頼りにならない上に基本的に放置です。
ですが正直受注の対応の仕方もアナログとデジタル混在でまるでお役所のように面倒くさい上に複雑な手順なので、Sさんがいつもパニックになるのは分かりました。だからもっと分かりやすくできないものかとは思い、Iさん含めて皆で結構話し合ったのですが結局解決は出来ませんでした。
IさんはSさんを徹底的に嫌ってしまい、こうなるともう全てが嫌いになるんですよね。それは毒親育ちとしてよく分かります。ただちょっとカチンときたことがありました。Sさんが実は栄養士免許を持っていて少し栄養士として仕事していた話を聞き、おお…免許までは私と同じだと秘かに思ったのですが、Iさんが資格なんて金出して学校2年行きさえすれば誰でも取れると言い放ったのが凄く不愉快でした。
すみませんね~、金出せば取れる資格で。でも沢山の講義も実習もあったし経験がないIさんに言い放たれる筋合いないけどと思いつつ、自分も資格を持っていると言い出せず結局そのままに。こういう時ハッキリと言い返せたらどんなにかっこいいんだろうなと思いましたが、長年培った拗れた性格はもう治せません。それにしてももし下げる発言をした場合に相手も同じ立場かもとか、もしもを考えないのかなととても不思議です。
まとめ
Iさんは毒親育ちだし後からも父が亡くなり手続きとか一人で奔走するなど出生や環境も含めて共感が多い女性なので、気が強いけど頼りになる女性ポジションだったら凄く良かったのですが、残念ですが毒親育ちなのに毒親になりつつある発言などからどうしても好意的に見られなくなってしまいました。
特に人の悪口をおおっぴらに言うのは大抵嫌われる要素なので、仕事ぶりは殆どの人が頼りにしていただけに惜しいなと…。分かりやすい悪役タイプだなと思います。大体は私も含めて腹黒タイプの女性が多いので(苦笑)、後から入ってきてお局様タイプは珍しいです。
それにIさんの彼氏に浮かれる話を聞く度に娘さんが気の毒だなぁとどうしても思います。私なら毎週のように男の元へ走って自分は放置されたら頭に来ますし。かといってあまり過保護でも嫌なので、親子の距離感は本当難しいと思いますが産んだ以上きちんと育てろと。恋愛したいなら出産なんかするなと思います。Iさん自身が親にされて悲しかったはずのことを知っているはずなのになぁととても残念でした。