ドラゴンボール(DRAGON BALL)鳥山明 週刊少年ジャンプ
山で1人で暮らしている尻尾が生えている少年孫悟空は、7個集めると神龍が出てきてどんな願いを叶えてくれる不思議な球ドラゴンボールを探している少女ブルマに出会う。
主人公孫悟空がとにかくヒーロー!
孫悟空がとにかく魅力あふれる少年なんですよね。まず成長するまでの悟空の可愛さ♪威勢のいい食べっぷりや、表情がとても豊かで山育ちだから常識をほとんど知らないし(インターフォンやエレベーターも知らない…可愛い)、でも無邪気で明るくはっちゃんやウパ達に酷い事をした悪人たちへ怒りをぶつけて闘います。
悟空を見てると元気が出るんですよね。
強い相手と闘いてぇ…!
オラわくわくすんだ!!
とにかく少年漫画のヒーローです!
今でもピッコロ大魔王戦の悟空にはハードな展開だけにクリリンや亀仙人が殺され、自分の限界を感じ超神水を飲み干す、オラの大切な物を沢山奪ったお前だけは絶対に許さねぇ!と怒りで大魔王に対峙する表情と場面、激戦の末大魔王の体を貫き、泣きながら勝ったぞー!!と泣きながら叫ぶ所など本当に…胸熱くなります。
その後ピッコロ戦、ベジータ戦、フリーザ戦と激闘は続きますが青年期はやはり超サイヤ人化した所でしょうね。
目の前で無情にも爆破されてしまうクリリンを見て純粋な怒りに目覚め伝説の超サイヤ人に…!!オラが俺の呼び方になったり、サイヤ人が滅びた事にも…だから滅びたと冷静に言い放ったり、クリリンの事かーーっ!!と頂点に達した怒り、天真爛漫な悟空とは対照的な冷静、クール化にまたしびれました(^o^)
他にも魅力的なキャラが沢山
悟空に修行を教えた亀仙人のスケベっぷりには爆笑でした~元気なじいちゃん。
悟空と一緒にいると凄く和むクリリン。
後半酷い扱いだけど悟空や仲間思いなヤムチャ。
クールな最大の敵として登場したけどベジータ戦から孫悟飯との交流がきっかけですっかり常識ナメック星人のピッコロさん等々…。
沢山のキャラが居て誰もかぶっていないのがさすがです。
設定やストーリーが秀逸
西遊記をもとに始まった作品ですが、ドラゴンボールや神龍、相手の戦闘値を測るスカウター等画期的な設定が続出でストーリーもドラゴンボール探しからバトル物へとシフトしつつも、名バトルだらけでフリーザ編まで文句なしの名作です。
ベジータ戦のピッコロさんが亡くなる所や、悟空がナッパヘ仲間達の怒りをぶつける所が印象的です。
人造人間編以降は…長期連載の無理が顕著で超サイヤ人の多生化や敵の強さのインフレ、あれだけ活躍したキャラがあっさり雑魚扱い、ドラゴンボールの存在の軽さが致命的になってしまったのが残念…。コマも小さくなり文字も多めになってしまったなぁ…。
フリーザ編までは悟空、人造人間編は悟飯、ブウ編はベジータがメインキャラでしたね。
絵が見やすく技やバトルが分かりやすい
スクリーントーンを極力使わずに白黒だけであれだけ見やすく描ける鳥山先生の高い画力に脱帽です。
キャラのデッサンもしっかりしているし、バトルシーンの構図なども見事です。
技名や技のポーズも簡単にマネできる位シンプルなので絶対かめはめ波等はすぐ覚えられる位でした。
バトル自体も相手の気が強い方が強いというまさにシンプルで頭脳戦が殆どないので頭に入りやすいです。
アニメは主題歌と声優さんの名演技!
アニメ主題歌は元気出る神曲ばかりですよね。特にチャラヘッチャラの歌詞は元気そのままで♪頭空っぽの方が夢詰め込め~る~とか♪何が起きても気分はへのへのかぁっ~ぱぁ~等聴くだけで元気出ます。
主役の孫悟空は勿論、クリリン、ヤムチャ、ピッコロさん、ベジータ…。この声優さんの声しか考えられない!とインプットされてしまう位合ってますよね。
まとめ
後半のグダグダさが作品の評価を低くしてしまっていますが、やっぱり読み返すと面白いんですよね。
長期連載でもセリフや文字数が少ないのでサクサク読めて疲れずに読めるのがまた魅力です^^