漫画系の専門学校への進学はおすすめしない!独学の方が安く確実だよ

日常
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大人になって結構経つと履歴書の学歴って職歴ほど見られませんよね。20~30代くらいまでは学歴を重視されましたが40代になると職歴一筋なくらいです。確かに仮にいい学校に行っていたとしても仕事がどれだけ出来るかに注目で、それなら職歴を見た方が断然目安がつきますからね。

 

私には学歴にあまり触れられない年代になったからこそ言える(隠していた)学歴があります。

それは漫画の専門学校に通っていたことです…。今やネットでは漫画の専門学校がデメリットばかり…しかもそれを選んだ人への言葉が容赦ないですよね。

 

…どれもごもっともなことばかりですが、漫画専門学校へ行って失敗した卒業生の私から後悔した理由とごくわずかのメリットを紹介します。

 

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漫画の専門学校へ進学したことの後悔

当時は夢を追い好きな事を仕事にするんだ!と一応私なりに少しだけど希望を持って進学しました。普段は一応現実を見てはいたんですが、なんかこう…非正規雇用で働いているうちに空しくなってしまって、このままで終わりたくないな~やっぱり好きな漫画でどの位自分が出来るのかなぁとふと思いついてしまったのです。

 

そこからはなけなしの行動力を発揮し、後悔したくないからと2年間学校へ行きたいと親に伝えて入学金を払い、4月から学校に通いました。

 

あれから10年以上…はっきり言って後悔しています。自分で決めたことなんで仕方ないとしても今から過去に戻れたら言いたいことの1つ。漫画の専門学校は絶対にやめておけ、その分貯金しておいた方が絶対いいと断言します!それでは漫画の専門学校に通って後悔している理由を4点挙げていきます。

 

学費が高い

大学も専門学校も基本的にどの分野でも高いです。その中でも美大や医大、音大はずば抜けていますが漫画の専門学校はかなり高額な方かなと。

 

年間で120万円位ですからね、2年だとすると250万円位です。結構高額ですよね。でも当時の自分は確かに高いけど学校を卒業すれば漫画家になれるとまでは思っていないけど、漫画家になる為の技術がつける!と信じ込んでいたんですよね。

この分の学費を貯金していたら少しは違っていたかと大きく後悔しています。

 

 

授業と生徒の質が低い

私が言うのもなんですが授業と生徒の質が低かったです…。授業はなんかこう眠くなるような感じでした…。ちゃんと講義を受けている生徒も少なかったし生徒の画力自体も私を含めて低い…。尊敬する同人作家さんの方が余程レベルが高かったです。

 

専門学校だから学ぶために行く、だから入学時にレベルが低いのはあるとは思うんですが、なんかこう漫画家になるんだ!という強い意志より、とりあえず漫画が好きだから専門学校に来た~でも難しそうだから本気では目指していない~な感じのタイプが多かったです。

 

で、周りに影響を受けやすい駄目な私はどんどんなぁなぁな雰囲気に流されてしまい、卒業はしたものの何を学んだっけ?と言うくらいの無駄な学校生活を送ってしまいました…。

 

 

設備が悪い

駅から近いテナントビルの3階か4階でした。狭いエレベーターなので遅刻ギリギリだとぎゅうぎゅうで大変な目に。設備も汚いし宣伝は凄くテレビでもしている学校なので、本校ではないにしろここが専門学校?と思ったほどです。

 

しかも専門学校は本校に統合して無くなりましたからね…。金も通った場所もなくなった…(切ない)

 

 

履歴書にかけない

行ってみたかった専門学校に行ったんだからいっかと思いつつも、その後は後悔が隠し切れませんでした。特に再び働こうとした時に必須で書かなければいけない履歴書。これが大問題です。

 

なにせ私が通った漫画専門学校は〇〇専門学校というように、もろに名前で漫画関係ということが分かります。漫画はまだまだ一般ではふ~んという感じのジャンル。まして採用担当は娯楽面が通じなさそうなタイプばかり。その人たち相手に〇〇漫画専門学校という名前の気恥ずかしさは半端ないです。

 

漫画家自体は凄く尊敬するけど中々おおっぴらに特に年上の人には明かせません。が、当時は正直に書いていました、勇者だな…私。当然内容を聞かれましたが相手も詳しくは知らないので、漫画家になりたくて通いました~でも難しかったです、みたいなことをさらりと答えていました。今考えても顔から火が出るほど恥ずかしい。

 

そして通っていた分を書かないと2年間が丸っきりの空白になってしまうのが痛い。アルバイトをしていたことにしてもいいけど嘘が苦手だし、ばれたら嫌だし…で、正直に書いていましたが、後々どんどん職歴が増えてしまい2年位大したことないやと、もう10年以上前のことなのですっぱり外しています。

 

 

学校生活を楽しむ事と漫画の基本について学べることがメリット

メリットは学校生活を楽しめたことですね。小学校から高校まできつい学校生活だったし、別の専門学校を1回卒業したものの働いたのちもう一度学校生活を送りたかった私には凄く楽しめました。

 

田舎だったので都心へ通学がてら寄れるのも楽しかったし、同じ漫画好きどうし話せるのも楽しかったです。結構独特な性格の人も多かったですが…。

ただ当時は楽しかったけど、その時の友人とは今は誰も連絡取っていませんねぇ…途中で音信不通に。自分のコミュ不足もあるだろうけど同じ趣味でもこんなもんか…と諦めました。

 

あとは漫画を本当にどうやって描くか知らない人には道具とか描き方など学べる機会があっていいと思います。後は講師に自分の原稿を見てもらったりとかメリットも若干ありますが、ただこれらはバカ高い学費を払うほどのものかと言われるとう~ん…おすすめはしません。

 

 

専門学校よりネットや本などで独学の方が早いし安い

私の時でネットが結構普及されていたので、今はネットで集められない情報なんてないんじゃないかと思えるほどですよね。勿論ネットの情報だけでは完全ではないことが沢山ありますが、漫画関係はネットや本で独学で勉強した方がはるかに速く安く済みます。

 

動画で漫画の描き方など見られますし、アナログで学びたい人でもしっかりした書籍は沢山あります。専門書だとしても1冊数千円ですからね。

そこで力を磨いて出版社へ投稿をした方がはるかに建設的です。

余程専門学校への魅力を感じる人以外は独学を断然おすすめします。

 

 

まとめ

漫画専門学校へ行く位なら学費の分を貯金して独学しろと言うのは真実だと思います。成功する人いってよかった人も居ると思いますが、大抵は現実の厳しさと自分への甘さ、高額な費用を払ってしまったこと、数年間を空白にしたことへのダメージが大きいのではないでしょうか?

 

今更後悔しても仕方がないので、学校へ行かなかったら今でも考えていたかもと思うようにするしかないですね。

あとはこれも痛感したのが親子共に情報弱者が多いということ。確かに当時もっと調べて、専門学校のデメリットも知っていれば思いとどまったかもしれません。

 

いくら言っても仕方がないけどそういうことこそブログで吐きだしたいわけで。あれだけ強行してしまったので絶対に周りには失敗したとは言えない…。

 

今は漫画を描くことはしていませんが、漫画を読んだりすることは大好きなままなので漫画自体は私にとって大きな存在です。

漫画の専門学校に通うことを迷っている方はもう一度よーく考えて決めることをおすすめします。

 

 

 

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