心の傷は完全に癒えることはなく最期まで抱えていくことになる

うんざり
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本屋へ行くと心に関しての本が多く見かけるようになりましたよね。自己啓発、名言、人間関係の悩み…。またネット上でも人間関係の悩みの掲示板が毎日のように投稿されている位です。

 

それはそうですよね、昔は良かったなんて全く思わないけど最近の弱者叩きには異常さを感じるくらいです。40代の自分にはどうしても若い人が羨ましいですが、今の若い人たちを見るとSNSやら何やらの新しいツールで新たな心の傷を抱えることが増えたように思うので、今の若い人たちにはなりたくないですね…。

 

ここでは心の傷は一度負ってしまうと消えることなんてないと実体験を踏まえて書いていきたいと思います。

 

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心の傷は時間が解決してくれるなんて嘘。時間が経つほど辛くのしかかる

よく言われますよね。心の傷は時間が癒してくれるって。

その言葉を信じて自分なりに頑張っていた頃は良かったのですが、最近はめっきりお綺麗な言葉をどんどん全否定してしまうようになってしまいました。

 

心の傷は時間が癒してくれる…確かに時間が経つほどに当時の記憶は薄まります。ですがそれは癒されるのではなく、記憶が本当に薄まるだけです。それはそうですよね。毎日新しい情報や覚えることやら脳に入っていくのに、いつまでも昔の記憶が鮮明に覚えている人は余程記憶力がいい人位です。

どんなに辛い記憶でも薄まってはきます、老化と共に(苦笑)

 

ですが嫌なことに辛くて覚えておきたくない記憶程記憶から除外されないんですよね。だから昔の嫌な経験も完全に忘れることができなくてずっと辛い思いをする羽目になってしまいます。

その為年がたつことになんで今でも忘れられないんだろうとまた新たな悩みがずっとついてまわるんですよね…本当心の傷は地獄めぐりですよ…。

 

 

親や学生時代からの否定と劣等感は大人になっても場所が変わっても続く

自己肯定感とは自分を褒めよう、認めようという考え方ですが、幼少から自己否定の嵐の私にはえ?何それ?のように縁がない物です。

 

その発端はまず親からの強い否定が大きいでしょうね。親と言うのは本当に良くも悪くも強い存在なんですよ。1人暮らしや結婚したとしてもずっと最期まで関係が離れない1番濃い関係ですから。

だからその親が毒親だったりすると毒親育ちでない人に比べて大きなハンデを負うことになります。

 

私の場合は幼少から人見知りが激しい暗い子だったようで、赤ちゃんの頃も殆ど泣かず声も話すのが遅くて病院の医師から心配され、親が家では話すんですよ~と嘘を言ったほどだそうです。

出産日も予定より遅かったみたいだし余程現世に生まれたくなかったんでしょう(笑)

 

それに姉が私とは真逆の性格で常に多くの友達に囲まれ、ずばずばはきはき言い心の傷なんて全くないんだろうなぁという太陽のような人です。これが少しでも性格が悪かったらまだよかったんですが(勿論全くの善人ではないんですが)まぁしょうがないかと許される雰囲気の人が姉だと、妹にとってはたまったものではないです。

 

何かにつけてお姉ちゃんは出来るのに、お姉ちゃんのような性格だったらと常に比較され言われましたね…。そんななら姉だけ産めばよかったじゃんとひねくれてしまうのも無理はありませんよね(苦笑)

 

それに父親からは出産日になんだまた女かとがっかりされたそうですからね。がっかりはこっちのセリフだよと私が言いたいです。しかもそんなセリフを言った事なんか絶対覚えていないし認めませんからね。だから言ったもん勝ちで聞かされた方は何もいいことなしです。

今思うんですが母親もよくこれを子供本人に言うよなぁ…。どう考えてもいい気持しないこと分かり切っているのに…。

 

恐ろしいことに家族間で自己否定をされると、学校や職場でも同じように人間関係に傷つく確率が高いんですよ。私の場合は小学校高学年から高校まで苛めにあいましたね…。特に中学校の3年間は地獄でした…。机の中にゴミを入れられるわ、他クラスからも攻撃を受けるわ…高校は別区の人も来るからか多少はよかったけど相変わらずぼっちでしたね…。

 

しかも親からは苛められる方も悪いと言われましたが、これだけ大人数で攻撃されて立ち向かえってきつすぎじゃないでしょうか…。親からは普通の子で普通に学校生活を送ってほしかったんでしょうが、それはこっちのセリフですよ。一般的に1番謳歌する学生時代が記憶から即座に抹消したい時代なんですからリア充とは言わないからせめて普通の学校生活を送ってみたかったです。

 

ようやく苦境の学生時代を超えても別ステージの大人時代が待ち構えている恐怖。

確かに大人になると学校よりは閉鎖的ではなくなりますが大人って言っても別にいい人たちばかりの訳ではなく、むしろ子供より狡猾な面が加わりますね。上司、同僚、先輩、後輩…至る所でまたしてもパワハラや陰口、又はいいように利用されただけだったり…良いところは微々たるお金を貰えることくらいでしょうか。

 

 

メンタルのダメージが視覚化出来ればいいのにね

世の中視覚化出来ないものは全部なかったものにされていませんか?その最たるものが心の傷だと思うんですよ。目に見えない、分からないから苛めやバッシングの無法地帯になっている気がします。

 

しかし凄いですよね…相手も人間だってことを忘れるくらいの仕打ち。容赦なく叩き潰すその残酷性はまさに心の傷を認識されないからなんでしょう。

 

仮に殴った蹴ったなどの身体的傷は目に見えます。勿論やってはいけないことですが、身体的傷の場合には視覚化される分他人に分かりやすいのでまだ配慮されやすいです。

 

ですが心の傷は当然目に見えないので、ひきこもりなどの原因となった心のダメージも、それぐらいで…と軽く見られやすく癒す為に休んでいても怠けてるとしか思われない。

原因をおかした相手はこれっぽっちも罪悪感を持っていないのに、こちらは一生抱えなければいけない。

 

だから漫画やゲームなどの身体的ダメージのように心の傷も数値化出来ればいいんですよね。うっ!今の言葉で100のダメージを受けた!のように。そうすれば少しは相手に対しての配慮が生まれるんではないでしょうかね…SF思想ですが。

 

 

まとめ

お綺麗な言葉にすっかり拒否反応を示すようになってしまいました。正直お綺麗な言葉の殆どは後付けですからね。それを無邪気に信じてしまうと残念ながら後で辛い思いをする確率が増えてしまうので、信じることは自由ですが叶わないこともあることを知っておいた方が良いかと思います。

 

常々思うのですが心の傷も視覚化出来たらと痛感します。どんなに傷ついたんだ!そんなことは言わないで!と伝えても当の相手は平気で言える位の無神経者ですから、無神経者に心の傷を伝えることは自分も同じ目に合わない限りはほぼ無理ですからね。

 

だからゲームの身体的ダメージのように視覚化出来たら少し楽になるかもなぁと思いました。

精神科やカウンセリングが予約が常にいっぱいの状態らしいです…なんで心優しい人たちが更に傷つき苦しまなければいけないのか理不尽さで一杯ですね。

 

うんざり世の中
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