毒親について時々ググりブログやサイトを見るのですが酷い毒親が量産されているなと日々痛感します。個人的に産めよ増やせよ世代、特に戦後生まれの70代周辺に毒親率が高いかなと。子供は大体40代周辺で丁度昭和世代と昭和世代後の新しい考え方の差が大きい為もあり、毒親に苦しんだままの子供が多いように思います。
クレーマーや老害も大体退職まで長年勤めて威張り気質のままだったり、威張るところがなくなったりの高齢者が多いですし。高齢者にも尊敬できる穏やかな気質の高齢者はいるだろうけど、とにかく老害が幅を利かせすぎて…高齢者の8割くらいが老害と思っています。間近で老害の見本(毒父)を見ているから余計に。
と思ったら今日の新聞で20代の息子から俺様気質の父親について相談が載っていました。おそらく親は50代だろうけどもう父親はそんな俺様気質なのか…しかも母親は父親の言うことを聞くように母親を庇った息子へ言っているんだから、息子よ出来るだけ早く家を出ろと読んだ途端に思いました。どんどん毒親の年齢が下がってきたのかもですね、世も末だなぁ…。
ネットでの毒親被害内容を見ると身体的虐待は勿論、罵倒や放置、過干渉と出るわ出るわ酷いエピソードのオンパレード。被害者の気持ちが十分分かるのですが、毒親関係のブログなどを見るといつも思うことがあるんです。私の親はバカ親なだけで毒親ではないのかな…と。今回は改めて私の毒親について思ったことを書いていきます。
引用元:Alexas_FotosによるPixabayからの画像
衣食住は確かに満たしてもらった
生活の基本は衣食住で親は子に衣食住を満たす扶養義務があります。けれども色々な毒親育ちを見ると衣食住の義務すら果たしていない親が多くて驚きます。
新品の衣服は買ってもらえないは当然のようにあり中でも娘へ生理用品を買ってあげないのは酷すぎる…よくトイレットペーパーをグルグル巻きにして凌いだとありますが辛かっただろうに…、食は満足に与えない、住居も持ち家購入時に自分が払えない借金を子供に勝手に保証人にしていたり…、衣食住の他にも娘には特に美容や恋愛関係で口出ししたり、子どもの進路を邪魔したりと相当なものですね。
体への暴力は無くてもこれだけ支配干渉されていれば当然傷つくし、心への暴力も心へと言うだけで立派な暴力です。でも実際に見えないのでどうしても軽く見られやすいどころか子供の責任までなってしまうことが多いです。
私は衣食住の意味では確かに十分してもらいました。衣服は毒親の用意したものですがちゃんと用意されたし(お恥ずかしい話ですが成人をとうに過ぎた年まで親が服を用意していました)、食は良く食べることこそ贅沢が信条の毒親なので満腹を超す状態位まであったし外食も頻繁、住は18歳くらいまでは古賃貸家でしたが、越してから築数は経っているものの生活する上で十分なところに住んでいますし家賃分は今も払ってもらっています。
美容や恋愛は10代の頃から自分は生きることに既に精一杯だったし、対人スキル最悪なので特に恋愛には口出しされるまでもなく興味がなかったのでこれはなし。進路も専門学校2回進学し(2回目は自腹)、仕事も口出しはされていません。これだけ見るといい親だよ、毒親ではないよ、罰当たりだよと思う人もいるかもなぁと時々思います。
支配欲の塊の毒父と、毒父への愚痴とお金の無心をし続けた毒母
生活面は確かに私自身十分してもらったとは思いますが、やはり精神面での打撃は過去の出来事もフラッシュバックするし今も現在進行形なので凄く辛いです。
何回か記事にも書きましたがとにかく俺が食わせてやっている、生活出来ている気質の毒父。幼い頃からあまり話さなくても威圧感が十分でしたし、それでも工場経営にゆとりがある内は良かったのですが傾いた途端俺様気質が悪化。
食事は常に俺がテーブルについてすぐに用意しろ、お酒のつまみは必須、外出時も着替え等の準備用意など毒母を付き人というか奴隷?のような夫婦関係を見せつけられては、仮に毒母が生存している頃は私への暴言はそこまでなくても尊敬できる訳がありません。
毒父の暴言エピソードはこちらです。

いくら毒父の収入で成り立っているとはいえ毒母も人間ですから当然不満や愚痴はたまります。愚痴のはけ口は自由奔放でどちらかと言うと家の外に重点的な姉にはあまり話さず、内向的な私に一気に向かいました。姉が嫁いだ20代中盤からは身近に居る娘が1人になってしまった為に更に毒母の私への依存症は更に強まります。
毒母についての記事はこちらです。

確かに同居していたから1人暮らしより生活費や生活面などは楽だっただろうけど、引き換えに精神的拘束が本当に辛かったです。生活費は非正規頃から自分が払える分から少額でも家に払ってきた分と、工場閉鎖してから毒母が亡くなる2年位は生活苦しいからと1か月の給料(時には2か月分一気に)無心が続いたから1人暮らしより負担が少ないとまでは言えませんでした。
それに未成年時に贅沢してもらえても毒親が考えなしに使ってきたツケで今ストレスフルなら、そこそこの生活で今は割と大丈夫な方が余程良かったです。
毒親のお金に関しての記事はこちらです。


親だからと言って何をしても言っても許されるわけがない
衣食住の面倒は一応見てもらったから余計にたちが悪いとも言えます。傍目には更に分かりませんからね。少しでも親への愚痴とか不満を他の人に言うと、「でも育ててもらっているじゃん」、「成人してからも家に置いてもらってるんでしょ?」と必ず言われます。人生相談や知恵袋、特大掲示板などでもテンプレなのかと思うほどの決まり文句です。(因みに〇〇すればいいのに、〇〇じゃん等の語尾の言葉はほぼ不愉快な内容として認識しています)
確かに一利ありますがこの種の言葉を見る度にいつも疑問なんですよ。仮に大黒柱で家族の生活を見ているとしても、だからと言って親なら無条件に何をしても言ってもいい訳ではないのではと。子供は成人か独立するまで絶対親に服従しないといけないのかと。これでは子は親の完全に奴隷ですよね。
毒親との同居についての記事はこちらです。

子に言わせると親は子が欲しいから産んだんだから生活面の面倒は当然だし、多くの親は20歳までしか面倒見ないと思っているらしいですが、なんで子は親に大抵の負担ややりとりが生涯なのに親は勝手に期限付きの20年なのか…。
ペットで言うと可愛いから飼ったけど可愛くなくなった頃や言うことを聞かなくなった頃に野生に戻すと言う残酷な仕打ちですよね。20年でと言うならせめて未成年のうちにきちんと勉強だけではなく生きる為の基本的な力や考え方を教えておくべきですよ。因みに生き方や考え方は漫画ならドラえもんやこち亀を読んでおけば基本能力は備わるのではと思います^^漫画と侮るなかれ、読み返すと凄いですよ~預言書のように現代のことを結構ぴたりと当てている話が多いです。
それに親が生活を見てあげているから言うことを聞けと言うのは一種のパワハラ企業的な考えですよ。パワハラも被害者が訴えても、でも給料もらっている、働かせてもらっているから我慢しろ、贅沢だとか言われますからね。酷いと過労死や自殺した後にも弱いとかで叩かれるから日本の奴隷国気質には本当にうんざりです。当のパワハラ会社は殆どがのうのうと経営しているのに、これで人の命は地球より重いとか言っているからどの口が言っているんだかと。
まとめ
今回もまとまりのない文になってしまいましたが、結局は毒親と自分が思ったら毒親でいいのかなと。本人の気持ちを100%理解体験することなんて誰にも不可能なんだし、極論で言うと100人が毒親ではないと言ったとしても子供が親にされた仕打ちを辛い、毒親と思ったらそれでいいと思います。ただ毒親と認定したからと言って特に毒親に罰が下ると言う訳ではないので、あくまで自分の中の区別と言うか気持ちのつけ方でしかないのが悔しいですが。
あまりにも酷い毒親が多いので、もしかしたら私の毒親は少しバカなだけで毒と言うほどでもないのかもしれないと毒親関係を調べた後にいつも悶々とするのですが、あれだけ支配欲、過保護、お金の無心ときたらやはり毒親だよなぁと思い直しました。子ども側からも親も人間だから完璧なんて求めている訳ではないんです。だけどせめて自分の(物理的にも精神的にも)後片付けが出来る、子どもの言うことをきちんと聞いてくれる親の元で生まれたかったですよ。
毒親と言う名称は本当にぴったりで上手いと思います。毒にも色々種類があり即効性があるのは虐待タイプ、じわじわと命を縮めるのが弛緩タイプ。弛緩タイプは特にタチが悪いです。自分にじわじわと長期間影響を及ぼす上に、他人には分かってもらいにくく、証明も難しいですからね。毒は薬にもなると言うのは毒親を反面教師にして脱出できた方に言えるでしょう。
旦那のDVは即同情されるのに何故か毒親のDVはむしろ被害者が責められる風潮に納得いかず、つい旦那の暴言関係の掲示板をたまに見るのですが、旦那の言動や行動は毒親のデフォだよなと思えることが結構あります。限界で離婚も考えている奥さんの意見もちらほらあるほどです。
一応好きで選んだ旦那相手に対してもこれなら、ほぼ産まれた時からずっと毒親の支配下に置かれていて親を選べなかった毒親育ちは、周囲に何を言われようが称賛に値すると改めて思いました。
でも人と比べることがデフォになってしまったのでどうしても勝手に比べて勝手にへこむとてつもなく面倒くさい性格になってしまったのが厄介です…これも毒親のせいだなと。なんでも親のせいにするなと言われるけど、子供は親の遺伝子と環境でほぼ決まるんだから親のせいだろうと自分で自分を擁護しています。じゃないと本当やっていられないですよ。
親に服従の良い子なんて本当良いことまるでなしです、良い思いをするのは毒親だけです。40代寸前でようやく気づけたけど遅すぎました。もっと早く気づいたとしても同じだったかもだけど、それでももしもっと早く気付いていたらとかどうしても考えてしまうんですよね。難儀な性格になってしまいましたよ。