家での食事も苦痛だった

毒親
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毎日料理するのは本当面倒くさいですよね。手抜きが多いとかいちいち文句をつける人も居るらしいですが、じゃぁあんた買い物から後片付けまでやってみろよと言いたいです。やる側になってみないと絶対に面倒くささは分かりませんよ。

 

毒母に任せきりだった頃から一変し毒母亡き後は簡単な自炊を続けていますが、以前の職場では主婦たちに偉いね~と軒並み言われました。それまでは母親に作ってもらっていいわね~と見下げられていたのに、それほど料理は多くの女性にとって苦痛な家事のひとつなんだなと思います。

 

だから料理したくなくて外食を多くしていた毒母の気持ちは凄く分かります(採算度外視は頂けないけど)。私もお金に余裕があれば毎日でも外食したいし、食べることが好きだけど作るのは嫌いな私は何で人間は食事を作ってとらないといけないんだろうと思いますし、ドラえもんのグルメテーブルかけや世話焼きロープがあったらなぁと1人分の食事でも常に悩みますから。

 

外食についての前回の記事はこちらです。

家族での外食は楽しくなかった
今日のソロランチは3~4年ぶり訪問になる地元密着の喫茶店へ行きました。古いビルの2Fなので入るのに勇気がいりますが店内は落ち着いた雰囲気のお店です。店内は予約席が何席かとお客さんも数組いたのでほっとしました。お客さんは常連さんが多いようでA...

 

最近はどうせ栄養バランスなんて自炊したってしっかりとれないし自分だけならどうでもいいので、最近はレトルト日とかも作ってどんどん手抜きしています。

 

前回の記事では家族での外食について書きましたが、今回は家での食事について書いていきたいと思います。外食だけではなく家での食事も苦痛だったんですよね…。

 

引用元:Дарья ЯковлеваによるPixabayからの画像

 

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毒母の食事は量が多く味付けが濃かった

毒母は料理が大嫌いでいつも愚痴っていましたし、確かに面倒くさい作業なので愚痴自体は納得していますが、率直に言うと毒母が作った美味しかった料理がほぼ思いつかないんですよね…。母の作ってくれた料理が今もあえて食べたいと思えません。長い期間作ってくれたのに申し訳ないですが。

 

まず毒父に合わせる為に量が多かったんです。毒父は現役当時から悟空やこち亀の両さんのようにかなり食べるので、いつも食卓には空間がないほどぎっしり料理が並んでいました。

 

それに毒母は栄養バランスとかほぼ考えずとにかく量を多くだったので、例えば肉のおかずがあったら魚などのタンパク質系は外して肉魚どちらかにすると思うのですが、肉と魚両方おかずがあるとか…。両方タンパク質よりはどちらかにして野菜系のおかずが欲しかったのですが、何回か伝えても肉と魚両方はほぼ変わりませんでした。

 

そして味付けも凄く濃かったです。毒父は特に醤油系の味付けが大好きで普通醤油をかけないと思う料理にも醤油をかけ、他の調味料もバンバンかけるほどです。その毒父の好みに合った食事になる為に正直食事後は若い時から腹もたれが多くありました。新ビオフェルミンによくお世話になりましたよ。お腹もたれは随時発生するので今でも常備薬のひとつです。

 

 

大量の味付けが濃い食事が毎食でしかも毒父の機嫌によってはあまり食べずに残ってしまうこともあり、その場合は私と姉、特に私が残さず食べる担当だったので凄く苦痛でした。残すと毒母に食べないの?としょんぼり後不機嫌が嫌だったし、確かに作った料理を残されるとショックなのは分かりますが…。

 

あとはなるべく食事を褒めるように心がけていましたね。物心ついた時から横柄な毒父に嫌だったので、毒母とはいえ作った食事に何も言われないのは確かに虚しいだろうしだから褒めた時には嬉しそうでした(時々毒母が納得いかない時の料理を褒めてしまった時は逆効果でしたが(苦笑)。

 

だから毒母の料理で美味しかった料理は思いつかないんですよ。因みに食べるのに大変だった料理は肉じゃがです。おふくろの味の代名詞の料理でもありますが、家では味が砂糖と醤油たっぷりの味付け、量は大皿にドカンと山盛り。秘かに肉じゃがマウンテンと呼んだ恐怖の料理でもありました。

 

 

料理が嫌いな割に独創性が高くわざわざ面倒くさい方法で料理していた

普通は料理も含めて嫌いなことには手を抜きますよね。ですが毒母は面倒くさいことに、きっちりと食事を出すことには余念がありませんでした。

 

朝食は凄い時にはシチュー(野菜スープ)が出ましたからね。いや…朝からこんなボリュームなくていいし…と思いつつ残さず食べなければ精神で食べましたが、2週間に1日位の割合でしたが朝から結構苦痛でした。サンドイッチもわざわざ卵をゆでて卵サンドとか手作りしなくても、買ってきたパンと牛乳とかで十分だったんですが…。

 

また夕食などのカレーでもカレールウの味を追求していたのか?市販のルーを複数混ぜ合わせてもいました。いや…バーモントなどの1種類で十分だから!何でわざわざ面倒くさいことやっているのか、味っ子じゃあるまいしと常に謎でした。それで料理を作るのが面倒くさいとか始終言われてもそりゃそうだよな…とか思ってしまいます。

 

逆に中高のお弁当は6年間ずっと同じおかずでご飯、冷凍食品(ミニハンバーグ、ホウレンソウのお浸し)、ウインナー、ミニトマトでした。朝食や夕飯と食事内容の凄い差は毒父が食べるかどうかだったんでしょうね。冷凍食品でも十分で美味しかったけど、さすがに6年間全く同じはう~ん…結構切なかったです。詰めるだけでも大変だし、作ってもらってなんですが。

 

因みに女子あるあるで料理をしたくなる一過性の時が私にもあり、夕飯を代わりに作るよと言ったことがありました。ですが結局私の料理では味も量も納得いかないらしく(特に毒父)、結局毒母が後から料理を足したり、後片付けが面倒になったりと中途半端に私と母で混在してしまったので1回で面倒臭くなってしまい、結局料理はずっと毒母任せになってしまいました。

 

 

毒父の支配下の食卓は雰囲気が悪かった

料理自体もそうですがやはり食事の雰囲気が悪いことが多かったんですよね。毒父は酒飲みなのでまず食事前にお酒タイムなので、毎日食事の前にお酒とつまみの用意が入ります。自分の嗜好品位自分で用意しろよって感じですが。

 

お酒も夏はビール、冷酒、冬は熱燗と年中で休みなし。好きなのは分かりますが体を考えて控えたのは医者に休肝日をと言われた時くらいでした、他は健康診断前日位です(当たり前だけど)。おつまみも刺身、焼き鳥、焼きポテト、ホウレンソウのソテーのどれかを毎日出していて、大人の男性だからもあるでしょうが、食事前に毎日よくこれだけ食べるなぁ状態でした。

 

お酒を飲み終わってからの食事なので(酒は毒父しか飲まないので)ひとりだけペースが違います。皆が食べ始めてゆったりしたい時に丁度毒父の食事本番になるので、ご飯をよそったりおかずを用意したりととにかく面倒くさい。しかもおかわりの時には毒母がおかわり要る?とわざわざ聞いて毒母がその度によそってきましたからね。よく食べるから多い時は3回ご飯をよそっていたりもしました。

 

そこまでやってもらっているのに、自分の好きではないおかずの時などは文句もしっかり言って不機嫌になるし、スープは冷ましてからもってこいとか訳分からないこと言うし、後片付けは勿論せずに食卓にのったまま。座れば食事の用意から後片づけまでしてもらえる、まるでお店の様でいいな~この席…と毒父の席がずっと羨ましかったですよ。

 

毒母が工場閉鎖前に人差し指の先を工場の機械で切断してしまってから指の大きさが不揃いになってしまったんですが、それでも作ったおにぎりに形が悪いとか俺の方が上手く作れると文句を言う等毒父の傲慢さが凄かったです。

 

いかに料理に不満があったとしてもいい大人で、ましてや怪我をしている奥さんに良く言い放てるなと。毒母もわざわざおにぎりにしなくてもいいのに…と思いましたが、なんだかんだ毒母が毒父の言いなりになりっぱなしだったのが毒父の俺様の性格欠陥を増長させてしまったんでしょうね。

 

毒母は亡くなる前に私に毒父の料理の指示をしていきましたが、おつまみのレトルトのモツ煮のメーカーまで指定してきましたからね…。今ではお得な値段の料理を平気で食べていますし、あの毒父が味なんて分かる訳ないのでただ威張っていただけなんですから。勿論毒父の料理なんて毒母が亡くなった数週間であほらしくて止めました。

 

 

まとめ

私は食べること自体は大好きですが、家族でとなった途端家でも外食でも苦痛だったのは毒父が大きな原因です。余程でない限り食事は基本残しませんが、それも幼いころから残してはいけないと言う強迫観念もあるかもしれません。残さず食べることはいいことですけど、自然に残さず食べられた時と残さず食べなければいけないのでは大分感想が変わりますから。

 

食事作りが1番嫌だと言う割には、わざわざ凝る作り方をした毒母の思考が今でもイマイチよく分かりません。食事を作っている自分はしっかりしていると思いたかったのかもですね。もう少し片づけとかは手伝った方が良かったかなとは料理の面倒くささが分かった今なら分かります。

 

だけどイライラしながら凝った料理を作られるよりも、手抜きでも簡単でも普通に食べられる食事の場の方がよほど良かったです。姉との会話でも毒母の料理の話題で量が多く濃かったことは覚えていても美味しい料理となると無言ですから(苦笑)

 

結局食事は味とか盛り付けとかも重要ではありますが、家でそんなにしっかりと作れる方はごく少数でしょう。だから食事の場の雰囲気がいかに良いかどうかが大切なんだなと改めて思いました。

 

そして毒父の支配力がメンタルのほぼ全域にかかっている事に改めて恐怖です。どんなに美味しい料理やいいお店でも毒父が居るだけで台無しですから。ここまで来ると毒父の影響を受けていない自分が全く想像できないほどなので、影響を受けるなら良い父親の影響を受けたかったです(ため息)。

 

毒親うんざり
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