毒親育ちの苦しみは基本的に理解されない。時には同じ毒親育ちでも

毒親
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毒親育ちの方は周囲に相談でも愚痴でもしたことがありますか?毒親といるとストレスが半端なくて言ってもどうにもならない!と分かっていても吐きだしたくてたまらなくなりますよね。そしてつい周囲に相談して返ってきた言葉に傷ついた方が多いと思います。

 

基本的に毒親育ちの悩みは理解されません。そして毒親育ちでも理解されないことがあります。

 

ここでは毒親育ちの苦しみが理解されない理由と、毒親育ちでも理解されないことがあること、毒親育ちのしておいた方がいい覚悟を書いていきたいと思います。

 

引用元:analogicusによるPixabayからの画像

 

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毒親育ちは理解されない悩みの中で最も理解されない

数ある悩みの中でも最も理不尽な毒親育ちの悩み。既婚者の旦那や子どもへの悩みはすごーく共感してもらえるのに、私の親が凄く酷いんだ…と打ち明けようものなら、最初は聞いてくれるにしても必ず出てくる言葉が次です。

 

・親に育ててもらってるんでしょう?そんなこと言ったらだめだよ。

・親も高齢だから許してあげなよ。それじゃ親が可哀想だよ。

・親も独身だから心配なんじゃない?いい人見つけて結婚して孫の顔を見せてあげなよ。

・一人暮らしすればいいのに。

 

…大体これですね。特に毒親育ち以外のリア充や普通の家庭には全く理解されないどころか余計なお世話を放ってきます

 

…どれもこれも理解不能ですよ。親に育ててもらったって…毒親育ちなら必ず思うことと思いますが産んでくれと頼んだ覚えはないし、親は産んだら育てるのが当たり前でしょう!と反感がわきます。親は産めば親ではなく、子どもに尊敬されるような大人を親と言うんです。よくある毒親の一言にも繋がりますが誰のおかげで食わせてもらってると思ってるんだ!など、こんな言葉を放つ親を誰が尊敬できますか。

 

高齢が何なんでしょう?歳をとったら今までの理不尽な仕打ちを子供は許してやれと?よく毒親を許してあげましょうと言うお綺麗な言葉も聞きますよね。少し前の私はあんな親でも親は親、私がいくら嫌っても。高齢だし許してあげなくては…許してあげなくては…と思っているうちに許せるか…!!!となってしまいました。第一これではどんな暴言を吐いても年を取ったもん勝ちですよね。他の悩みで高齢者だからと言われる悩み無いのに、何故毒親関係だけ年齢が関係あるのか。

 

また独身・結婚・出産ももう耳にタコタコタコたこ焼きができるくらいに聞き飽きたんですよね。日本は結婚教なんですか?毒親で悩んでるのに結婚や出産に夢を抱くわけないじゃないですか!これまたとんちんかんな回答でがっくり。

 

一人暮らしすればいいは、まさに正しい回答なだけに1番反論できないのが悔しいです。事実私も1番の毒親対処は別居だと思います。でもですね…別居ができる毒親育ちとできない毒親育ちって絶対いるんですよ。それを甘え、覚悟が足りない、親に頼ってると言われては、もう周囲に期待することはなくなりました。毒親育ちじゃないと絶対に分からないと痛感しました。

 

 

同じ毒親育ちですら独立成功者には理解されないことが多い

リアルではもう毒親の悩みを理解してもらうことを期待しませんが、毎日毒親と同居しているとストレス半端じゃないです。そこでこんな時こそネット!と毒親育ちの方のブログなどを見たんですが毒親育ちでも独立に成功すると理解してもらえないんですよ。

 

例えば毒親が原因で人間不信になった…消極的になった…毒親に自分の人生を返してほしい。と願ったとします。するとそれも毒親と同じで自分の責任を毒親に返してます。の様なことがあり、納得できなかったんですよね。

 

毒親に原因はともかくこれからのことを責任転嫁してはいけないと言うのは確かに正論です。後ろ向きになってしまって自分の為に良くないの意味もあるでしょう。でも正直毒親育ちだと、もし普通の親だったらもっとましな時分だったかもとか、もっと普通の親の元へ生まれたかったとか絶対思います。しかも年々その辛さが身に沁みます

 

それを親の権利で子供を縛り付けた毒親とあなたは一緒と言われたら…。正直ああ、独立するとやはり独立できない毒親育ちには厳しいのかな…独立できなかった後悔と辛さは理解されないんだな…とある意味リア充や普通の人たち以上にきつかったです。

 

あとは毒親育ちの既婚者によくある、結婚したら毒親の気持ちが少し分かりました。とか毒親を許せましたとかも、う~ん…結局幸せ自慢?と思ってしまいます。私は今までの職場環境などから主婦や既婚者にものすごく偏見があるので、なんだ~結局毒親の対処は結婚か…じゃぁいいや、さよなら~って感じです。

 

既婚者や主婦の方についての偏見記事はこちらです。

子持ち主婦が嫌いな理由は独身者をここぞとばかりに見下すことが多いから
少子化の度に子供子供と騒がれそれに伴い子供がいる人勝ちのような風潮で、以前より子持ち主婦が嫌いになってしまいました。 あ、念のため最初に言っておきますが主婦にも話を分かってくれる人がいることは分かります。ですが圧倒的に不快な思いをさせてくれ...

 

だから毒親についての100%の理解は不可能だけど、共感しやすい、理解してもらえるのは同じ毒親育ちでも自分の今の状況に近い人なんだなと思いました。

 

 

毒親育ちの苦しみは生涯背負うことになることを諦める

毒親育ちは人生のスタート時点で大きな重荷を背負ってしまったので、正直運が悪かったとしか言いようがないです。独立が最良の手段と思いますが、毒親と離れられたとしても親子関係はずっと切れません。本気で絶縁しない限り。

 

例えば毒親の方が連絡を度々してきたり、何かの手続きに親の名前が必要だったり、何かの会話にも親の話題が出たり…挙句に毒親にされた仕打ちは不意にフラッシュバックはするし、いくら嫌悪していても認めたくないですが、どこかで毒親とそっくりな部分が出てしまう自分に気づいて絶望することもあります…。日々気が休まることがありません。

 

あと不思議と両親が毒親の場合、必ず片方が長く残る気がします。毒母は70歳前で亡くなりましたが毒父は74歳でも年の割には元気です。今迄毒親育ちの方もいましたが、やはり父は亡くなり、母は健在と…両方が相次いで亡くなると言うのは逆に仲が良い夫婦に限るのかなと。

 

だから片方が亡くなるまで当然毒親の呪縛が続きます。そして毒親は無神経なのでストレスがないので余計に長生きしやすいです。だから毒親がようやく亡くなった後もこれだけ長く毒親の影響を受けたのだから毒親が亡くなった!もうこれで自由だ!と100%開放的な気分にはならないでしょう。特に中高年以上だともう自分も体力気力低下中だし今更…感が半端ないと思います。

 

だから毒親の呪縛は生涯続くと諦めた方がいいです。その上で自分の心のケアを自分なりにして少しずつ心の負担をその都度癒すしかないでしょうね…。

 

 

まとめ

毒親育ちは家族信仰の日本が本当に住みにくいです。親孝行とか親孝行したい時に親はなしとか、親向きの言葉がとてつもなく嫌いになりました。それは親孝行したいような親限定でしょうよ…もっと言えば親孝行を強要する親にろくな親はいません

 

周囲に分かってほしくて相談しまくっていた時が遠い昔…。そして独立できなかったら本当に独立していない毒親育ちにしか分かってもらえないんだなとネットで痛感しました。

 

毒親育ちの呪縛が生涯逃れられないという絶望的な考えを書いてしまい、申し訳ありません。ですがこれが40年生きてきた私の結論です。毒親育ちの方は周りの声なんか一切無視して自分の心を優先してください。とやかく言ってきたらじゃぁ私と代わってくれるの?毒親と接してみる?と言ってみてください。当然言い逃れするはずですから。

 

毒親のことを引き受けてもくれないのにしゃしゃり出てくるような人たちのゴミ意見は聞かず、日々メンタルをやられつつも毒親育ちの方はなんとか自分の心を休めていきましょうね。本当こんな毒親の元に生まれたくなかったなぁ…。

 

 

毒親うんざり
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